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Must Tuning マストチューニング

テストセーリングでのチューニング

海上でのテストセーリングは風速10ノット前後(艇が15〜20度ヒール)が一番良いでしょう。 ボートの責任ある立場の人間が一定の間隔でマストをチェックして下さい。
 まずはセーリング中マストが左右方向にストレートであることを確認して下さい。(マストステップ及びマストカラーは 当然固定されていなければなりません)
 ジブはタックがし易くまたターンバックルが調整し易いようにオーバーラップの無いセイルを使用しましょう。

1.アッパーステイテンションの確認

 アッパースティのテンションをチェックします。ボートが約20度ヒールするまで風下側のスティは弛みが無い事を確認 して下さい。適正なテンションが入っていますか?(上記項目「6」で書かれています)
 もし風下側が緩んでいる様でしたら緩みを半分締めてタック。反対側も同じ回転だけ締めて下さい。そしてマストが真直ぐ である事を確認して下さい。(左右方向)

2.ロアーのテンションを決める

 次にロアーステイのテンションを入れていきます。
 マストのベンド量が最初に設定した量よりも多くなった分だけロアーステイのテンションを入れてマストベンドを抑えます。 ベンド量は図を参考にしてください。
 この場合も、マストが横方向に真直ぐである事を確認して下さい。横方向の曲がり確認は、グースネック付近からマストグ ルーブに沿って見上げると分かりやすいと思います。

 オーバーベンドに注意してください。オーバーベンド時は、メインセイルのラフ側からセイルのクリューに向かって斜めのし わが入ります。

<注意>
フラクショナルリグではバックステイはフォアステイのコントロールよりもマストベンド量に大きく影響を与えます。
ランニングバックステイがない場合は、フォアステイ・コントロールの為、風速によりフォアステイの長さを変える事 (ターンバックルの調整)をお勧めします。テンションの入ったフォアステイは風が入った時艇をより速く進めます。
 メインセイルのドラフトはマストのベンド量により変わりますベンドが大きいとメインセイルのドラフト量は少なく、 小さいと多くなります。
 ヘッドセイルのドラフトはフオアーステイのサギング量により変わります。同じ風速ならフォアステイのテンションが 緩いほどサギングは多くなります。
 サギングが多いとヘッドセイルのドラフト量は多く、サギングが少なければよりフラットなセイルになります。

<注意>
 風下側のステイがブラブラしているのはステイのテンションが弱い事を示しています。
 荒れた海面でマストの中心部分が前後に揺れる時は、ランニングバックステイ、ベイビーステイのテンションを増してください。

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